夢想華のひとりごと

   夢を想い咲かせる華を言の葉にのせて綴ります。
   現在、過去、未来、時々の夢想華の心に生まれた「声」ひとりごと。
   日々眼に飛び込んでくる光景、ときに切なく、ときに ほのぼのと
   はっ!としたり、ほっ!としたり、ほろりとしたり。
   あなたの心に響き、届きますように。

   ☆私が今、こう在りたいとの願いのような言葉を見つけました☆

   神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に
   変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいが分かるだけの
   知恵をお与え下さい。        【マイケル・J・フォックス】

                       2004.08.28 Saturday
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手のなかのしあわせ 産声とともに
穢れを知らないつぶらな瞳
ねぇ本当に見えてないの
そっとあやせば答えているよう見せる
その愛らしい笑顔

ふわふわマシュマロのお耳には
何が聞こえているのかしら
かあさんのやさしく歌う子守唄
とうさんのせっかちに将来の夢を語たる声

触れたらつぶれてしまいそうな
ちっちゃな顔の横で
グゥーっと握った可愛いこぶし
何をそんなにしっかりつかんでいるの

ねぇ教えてその手の中を
と、聞いても笑っているだけ
きっと未来のしあわせをその手に
しっかり握って生まれてきたんだね

ひとつのこぶしの中は自分のため
もうひとつのこぶしの中には
わたしの誕生を祝福してくれたみんなに
プレゼントするために

しあわせと言うかけがえのない宝物を
そのちいさな両手にしっかり握って
生まれてきたんだね
天使のような笑顔とともに

とうさん、かあさんありがとうって

産声とともに


2004年11月3日作を改稿
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 19:07 | comments(0) | - |
たおやかな刻の中へと
今宵は月夜間
満月に照らされた
凪の海原
すぅっと滑る
小船のように
穏やかなこころ

いま思えば
何をそんなに
悩んでいたのだろう

プツン
と、音をたて
突然何かが弾け跳んだ

なんだったのだろう

張り詰めていた神経
だろうか
突っ張っていた意地
だろうか
捨てきれなかった見栄
だろうか

何れにしろ
プツンと音をたて
この眼には映せぬ
翳が弾けたのは
紛れも無い事実

だったのではなかろうか

いつまた荒波に
飲み込まれるやも知れぬ
不確かな旅立ち
未知への航海

いま、月灯りの下(もと)
刻まれ往く
たおやかな刻の中へと
この身誘われ

たゆたい 眠る。。。
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 13:07 | comments(0) | - |
赤い糸の神話
どんなに堅く結んでも
切れてしまう赤い糸

切れては繋ぎ
切れては繋ぎ
いくども、
いくども、
繰り返すたびに
結び目ばかりが
増えてしまった
赤い糸

でも、
こうして繋ぎ
合わせていれば
いつしか糸は短くなり
あなたの心を
手繰り寄せられる
と、
信じ結び続ける

この、
か細く赤い糸の先に
あなたが居る限り
わたしは
祈りを籠めながら
繰り返し
繰り返し
結び続けます

わたしが
この世に生を
授かったと
時、同じくして
神さまがわたしに
遣わしたであろう
たった一本の
か細い赤い糸

それが喩え
どんなに長く
か弱き
糸だとしても
いつまでも、
いつまでも、
繋いで往けば
やがてはまだ見ぬ

あなたの許へと、、、
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 12:58 | comments(0) | - |
刻々と
死んでしまった
時は
幾ら呼んでも
還ってはこない

はらり
と、
散った葉が
梢に
戻れぬように

蕩々
と、
流れゆく水が
源に
還らぬように

ひたひた
と、
降り注ぐ雨粒が
天に
上(のぼ)らぬように

一度(ひとたび)
流れ死んだ時は
永遠に
繰り帰されることはない

時は
その与えれた
定め冒すことなく
刻々と過ぎて往く

留まることなく

刻、刻々と

| 夢想華 | 夢想華の詩 | 14:36 | comments(2) | - |
風に抱かれて
蝶のように
風の衣をまとい
花のように
光りのベールをかぶり
素足のまま
丘陵を駈けぬけてみたい

大空を
のんびり旅する
雲のように
空と大地の透き間に
浮かんでみたい

蝶のように
花のように
雲のように

自由に
気ままに

風に抱かれながら
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 12:12 | comments(0) | - |
優しき雨音
眠れず迎えてしまった
夜明け前
聞こえてくるのは
しとしととそぼ降る雨音

静かに 静かに
ひと粒 ひと粒
ぽた ぽたと地上に
吸い込まれてゆく

冬薔薇の棘に巻かれ
身体についてしまった
無数の小さな傷を
癒してくれているのだろうか

無意識に耳を澄まし
聞き入るわたし
針の穴のような傷
埋めるように沁みこむ

もう何も考えずに
ゆっくりとお休み
と、子守唄のように
眠れり与えてくれる雨音

魔法の媚薬のように・・・
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 05:56 | comments(2) | - |
霜降華 (習作)



人目に付かぬ原っぱ
ぽつりと生えた草
花を咲かすこともなく
名前さえ知られることなく
時には踏みつけられ
じっと痛みに耐えもしたでしょう

そんな素朴な草にも
たった、ひとつだけ
可愛い夢がありました
一度で良いから
小さくてもいいから
花を咲かせてみたかった

ある寒い朝のことでした

ささやかな草の想いが
天に通じたのでしょう
一夜明けた草は
小さな愛らしき花に姿変え
陽の光を浴び
キラキラと輝いていた

冬がくれた贈り物

まるで細雪にでも
化粧施されたような
白い白い花となりました
ほんの一瞬の姿だけど
自然界が齎した悪戯
真冬が叶えた夢衣装

ふと、眼を留めた人影

いつまでも見つめていたい
触れてしまったら
溶けてしまいそうな
その愛らしさも
春が来たら消え往く
ひとときの幻想花


一瞬のわたしのおめかし
見つけてくれた
こころ優しきあなたへ
もうすぐ春が訪れます
見つめてくれたあなたとの
別れの季節の声が聞こえます

でも、また冬が来て
大地に霜が降りたなら
もしも忘れてなかったら
ちょっと早起きして
わたしを探してくださいね
きっと、逢いにきてくださいね

覚えていて欲しい
霜降る里にそっと咲き
清んだ人のこころ引き寄せ
見られることの幸せ感じ
静かな大地に溶け込み
その身を花に化し咲く

わたしのなまえは霜降華

忘れないで・・・

ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−
この写真は友人が贈ってくれた一枚です。
言葉を添えて見たくてお願いして頂きました。
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 16:27 | comments(2) | - |
四季彩々別れうた



もしも、
あなたとの
別れの季節が
春爛漫だったなら
愛らしい笑みで咲く
桜のひとひらが
風と戯れながら
優しくわたしの頬掠め
そっと涙を拭い癒やして
くれたことでしょう。

もしも、
あなたとの
別れの季節が
盛夏だったなら
灼熱の太陽が
雲をも通り抜け
頑ななわたしの心
梳(と)くように
跡形もなく焼き尽くして
くれたことでしょう。

もしも、
あなたとの
別れの季節が
晩秋だったなら
散り往く木の葉たちが
鮮やかな色に紛らわせ
わたしの身から滴る
その紅い血を
掠め吸い取って
くれたことでしょう。

もしも、
あなたとの
別れの季節が
厳冬だったなら
寒さに凍えながら
天から舞い降りる
白い星たちと共に
鎖された冬の扉の
奥深き大地に還って
往くことでしょう。
ー・−・−・−・−・−・−・
孤独と言う名のわたしの
四季彩々・・・
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 06:20 | comments(3) | - |
捨てられた絵の具



人は時として好みは変わるもの
使い切った絵の具のチューブのように
あなたは意図も簡単に私という色を捨てた

あなたの色に染まりたくて
あなたの好む色になっていたわたし
或る日突然あなたの好みの色は変わっていた

それに気付かなかった愚かなわたし
もう、二度とあなたの色には染まれない
染まりたくてもあなたの好みの色が解らない

あなたの描いた未来図には
私色は存在感すら忘れられている
でも、わたしの好きな色は今も変わらない

変えれない是からもずっと
だから、わたしは私の色を好きな人との
めぐり合いをただただ待ち続けて往くことでしょう

使いきっても同じチューブを探してくれる人を・・・
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 04:11 | comments(1) | trackbacks(0) |
出逢って別れて・・・
いまだ外せぬ
壁に掛けられたままの
思い出深い
一枚の写真

みんな笑ってる

誰も知らない
二人の関係
さり気なくあなたは
わたしの真後ろで

笑っている

あなたとわたし
初めて触れ合い
こころ通わせた年
結して消える事のない

大切な瞬間

この世に
たった一枚だけ
初めてふたり一緒の
思い出捉(とら)えた

記念写真


出逢って七年
別れて三年
なぜ来れなかったの
あの日と変わらない笑顔

待っていたのに

わたしの傍(かたわら)で
笑ってるあなたが
映らない写真なんて
要らない

残したくなかった・・・
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 06:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
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