夢想華のひとりごと

   夢を想い咲かせる華を言の葉にのせて綴ります。
   現在、過去、未来、時々の夢想華の心に生まれた「声」ひとりごと。
   日々眼に飛び込んでくる光景、ときに切なく、ときに ほのぼのと
   はっ!としたり、ほっ!としたり、ほろりとしたり。
   あなたの心に響き、届きますように。

   ☆私が今、こう在りたいとの願いのような言葉を見つけました☆

   神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に
   変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいが分かるだけの
   知恵をお与え下さい。        【マイケル・J・フォックス】

                       2004.08.28 Saturday
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
雪灯篭
街の隅々の塵を隠し
人々の心に棲む
邪心をも覆い隠し
真っ白に清め尽した
予期せぬ降雪

新年を迎えるに
ふさわしきの如く
一年の穢れを清め
師走の闇を照らす
雪灯かり

数時間後には鳴り響く
除夜の鐘
今、ひと時の静寂
境内をひときわ照らし
来る年を待つ

雪灯かり
| 夢想華 | 四季移ろいの詩 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
越冬燕
僕はおやゆび姫を待っていた
背に乗せて
皇子さまの元へお連れするために
でも、おやゆび姫は来なかった

いつしか時が流れ
飛び立つ時期を逸してしまった僕
冬の寒さに耐えられるのだろうか
おやゆび姫は本当に来るだろうか

と、思案しながらも
いまだに飛び立てずにいる僕
飛ぼうと思えばチャンスは有ったけど
独りでは飛び立てず

僕はおやゆび姫を待っている

人は哀れな越冬燕と
僕を指差す
けれども僕は哀れなんかじゃない
おやゆび姫はきっと来る

次の春待つ僕は越冬燕
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 14:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
初雪
人影も疎らになり
車の往来も少なくなり
閑散と
気ぜわしさの入り雑じった
年の瀬迫る 街

しんしんと
天から舞い降りてくる
真っ白い花びら

まるでこの地球と言う星の
穢れと邪心を覆い
消し去るかのように
更なる心に返れ
とでも言うかのように

しんしんと
天から舞い降りてくる
真っ白い天使の羽

音も無く ただ
ただしんしんと
道往く人の心に
大地に降り積もる
真っ白な天の欠片

初雪 しんしんと
| 夢想華 | 絵のない絵日記 | 13:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
心の住処
私の部屋への階段は
釘が出て
ささくれだった
今にも抜け落ちそうな
板っきれの階段

こんな階段だけど
私は何年も行き来した

私の部屋は
畳みも擦り切れて
藁がむき出しになって
今にも朽ち果てそうな
畳の部屋

こんな部屋だけど
私は何年も住み続けている

豪華な家具も
無いけれど
小さくとも
誰憚る事なき
私だけの安住の処

ほっと吐いた
溜め息も
くすっと思い出した
含み笑いも
すぅーっと流れた泪も

この部屋は
私の全てを見てきた
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 14:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
俳句
冬至過ぎ 空の輝き 増す夜空 
| 夢想華 | 俳句 短歌 川柳 | 04:33 | comments(1) | trackbacks(0) |
「見守る想いを覚えて・・・」詩友みかさんの詩です。
「1歩後ろではなく横にいてほしい」
そんな言葉をもらった時から
私はあなたをどんな日も見てきた
やきもちを焼いた日
交わした言葉の影に色々悩み苦しんだあの日
どんなに泣いただろう


今は思う
自分の淋しさ・辛さ・悲しさ
大好きなあなたにいたわってもらおうと
思う日は捨てよう

あなたはあなたで大事なものがある
と想い知ったあの日から
私は心に決めた

好きな想いはあなたの笑顔だけ作りだそう
好きな想いは涙と引き換えにあなたの影に
なる力と変えよう

今はどう映ってるのかな?
わたし・・・

「横に見るあなたを今は1歩後ろから支え
ある時は1歩前に進みあなたへとぶつかってくる
あらゆるものの壁になろう」

それが今の私に出来るあなたへの想い
明日もがんばるあなたが好きだから
     
いつまでも変わらず・・・

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
作・みかさん
| 夢想華 | Dear friends' poetry | 16:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
偽り
どんなに陽気に繕ってみても
私は わたし

どんなに気取ってみても
私は わたし

どんなに綺麗事語ってみても
私は わたし

わたしの姿は変わらない
私は わたし

わたしを一番知っているのは 私
わたしの事を何にも解かって無いのも 私

今のわたしは私 なのかしら
それともわたし なのかしら
| 夢想華 | 心のシグナル | 05:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
いっぽんのマッチ
あなたに出逢えて
いっぱい いっぱい
燃やしてしまったマッチ
残っているのはこの手の中にある
いっぽんだけ

いっぽん燈しては
ひとつの話を打ち明けた
次のいっぽん燈して
またひとつの話を打ち明けた
何本燈して来たことでしょう

今、残されているのは
いっぽんだけになってしまった
でも今は燈しません
そのときが来たら燈します
あなたの顔を映すために

大切に私の心に締まっておきます
いつかありがとうとさよならを言う
その日のため
あなたの面影を心に映す
その日に灯かり燈すため残しておきます

いっぽんのマッチ
| 夢想華 | 夢想華の心 | 15:36 | comments(1) | trackbacks(0) |
Lonely brightness
北の大地深雪の中に
封印した泪の記憶
毎年 毎年消える事なく
嫌でも甦る

泣きながら手を繋ぎ歩いた
札幌大通り公園
一面白銀の世界
恋人たちが行き交う

あの日、わたしは
別れの予感を胸に
あなたの手をしっかり握りしめ
彼の眼から隠すように泣いていた

凍りそうな寒さ
なのにあなたを失う心の寒さで
零れ落ちる泪 留めたくも
凍る時間さえ与えてはくれなかった

凍える泪に滲み ぼやけ
幻想を一層掻き立て
悲しくも美しく輝きを放っていた
Illuminations of a tear

今も焼きつき離れる事なく
寂しく見える光り思い出したくない輝き
きっと泪のレンズで見つめていたのは
わたし 独り

Sad illuminations
| 夢想華 | 夢想華の恋 | 15:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
心もよう
陽光に浮かび
七色に輝く しゃぼん玉
なんて綺麗なことでしょう
弾ける瞬間さえも美しい

なのに夕焼けに浮かぶときは
なぜか哀しげ
薄らと紅い色だけを映し
すぅーっと日暮れと共に消えて往く

一瞬の命
ふわっと浮かぶ しゃぼん玉
いつも同じように
吹いて飛ばしているのに

今日のわたしの心は
夕暮れに吹かれ飛ばされた
しゃぼん玉のように
ふっと消えて往く

明日は何時飛ばそう
わたしの心の しゃぼん玉
ずっと消えずに
空に浮かんでいて欲しい

わたしの心の しゃぼん玉
| 夢想華 | 夢想華の心 | 15:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< December 2004 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE