2014.04.03 Thursday
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夢想華のひとりごと 夢を想い咲かせる華を言の葉にのせて綴ります。
現在、過去、未来、時々の夢想華の心に生まれた「声」ひとりごと。 日々眼に飛び込んでくる光景、ときに切なく、ときに ほのぼのと はっ!としたり、ほっ!としたり、ほろりとしたり。 あなたの心に響き、届きますように。 ☆私が今、こう在りたいとの願いのような言葉を見つけました☆ 神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に 変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいが分かるだけの 知恵をお与え下さい。 【マイケル・J・フォックス】 2004.08.28 Saturday 2014.04.03 Thursday
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2004.12.31 Friday
雪灯篭
街の隅々の塵を隠し
人々の心に棲む 邪心をも覆い隠し 真っ白に清め尽した 予期せぬ降雪 新年を迎えるに ふさわしきの如く 一年の穢れを清め 師走の闇を照らす 雪灯かり 数時間後には鳴り響く 除夜の鐘 今、ひと時の静寂 境内をひときわ照らし 来る年を待つ 雪灯かり 2004.12.29 Wednesday
越冬燕
僕はおやゆび姫を待っていた
背に乗せて 皇子さまの元へお連れするために でも、おやゆび姫は来なかった いつしか時が流れ 飛び立つ時期を逸してしまった僕 冬の寒さに耐えられるのだろうか おやゆび姫は本当に来るだろうか と、思案しながらも いまだに飛び立てずにいる僕 飛ぼうと思えばチャンスは有ったけど 独りでは飛び立てず 僕はおやゆび姫を待っている 人は哀れな越冬燕と 僕を指差す けれども僕は哀れなんかじゃない おやゆび姫はきっと来る 次の春待つ僕は越冬燕 2004.12.29 Wednesday
初雪
人影も疎らになり
車の往来も少なくなり 閑散と 気ぜわしさの入り雑じった 年の瀬迫る 街 しんしんと 天から舞い降りてくる 真っ白い花びら まるでこの地球と言う星の 穢れと邪心を覆い 消し去るかのように 更なる心に返れ とでも言うかのように しんしんと 天から舞い降りてくる 真っ白い天使の羽 音も無く ただ ただしんしんと 道往く人の心に 大地に降り積もる 真っ白な天の欠片 初雪 しんしんと 2004.12.28 Tuesday
心の住処
私の部屋への階段は
釘が出て ささくれだった 今にも抜け落ちそうな 板っきれの階段 こんな階段だけど 私は何年も行き来した 私の部屋は 畳みも擦り切れて 藁がむき出しになって 今にも朽ち果てそうな 畳の部屋 こんな部屋だけど 私は何年も住み続けている 豪華な家具も 無いけれど 小さくとも 誰憚る事なき 私だけの安住の処 ほっと吐いた 溜め息も くすっと思い出した 含み笑いも すぅーっと流れた泪も この部屋は 私の全てを見てきた 2004.12.23 Thursday
「見守る想いを覚えて・・・」詩友みかさんの詩です。
「1歩後ろではなく横にいてほしい」
そんな言葉をもらった時から 私はあなたをどんな日も見てきた やきもちを焼いた日 交わした言葉の影に色々悩み苦しんだあの日 どんなに泣いただろう 今は思う 自分の淋しさ・辛さ・悲しさ 大好きなあなたにいたわってもらおうと 思う日は捨てよう あなたはあなたで大事なものがある と想い知ったあの日から 私は心に決めた 好きな想いはあなたの笑顔だけ作りだそう 好きな想いは涙と引き換えにあなたの影に なる力と変えよう 今はどう映ってるのかな? わたし・・・ 「横に見るあなたを今は1歩後ろから支え ある時は1歩前に進みあなたへとぶつかってくる あらゆるものの壁になろう」 それが今の私に出来るあなたへの想い 明日もがんばるあなたが好きだから いつまでも変わらず・・・ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 作・みかさん 2004.12.22 Wednesday
偽り
どんなに陽気に繕ってみても
私は わたし どんなに気取ってみても 私は わたし どんなに綺麗事語ってみても 私は わたし わたしの姿は変わらない 私は わたし わたしを一番知っているのは 私 わたしの事を何にも解かって無いのも 私 今のわたしは私 なのかしら それともわたし なのかしら 2004.12.16 Thursday
いっぽんのマッチ
あなたに出逢えて
いっぱい いっぱい 燃やしてしまったマッチ 残っているのはこの手の中にある いっぽんだけ いっぽん燈しては ひとつの話を打ち明けた 次のいっぽん燈して またひとつの話を打ち明けた 何本燈して来たことでしょう 今、残されているのは いっぽんだけになってしまった でも今は燈しません そのときが来たら燈します あなたの顔を映すために 大切に私の心に締まっておきます いつかありがとうとさよならを言う その日のため あなたの面影を心に映す その日に灯かり燈すため残しておきます いっぽんのマッチ 2004.12.16 Thursday
Lonely brightness
北の大地深雪の中に
封印した泪の記憶 毎年 毎年消える事なく 嫌でも甦る 泣きながら手を繋ぎ歩いた 札幌大通り公園 一面白銀の世界 恋人たちが行き交う あの日、わたしは 別れの予感を胸に あなたの手をしっかり握りしめ 彼の眼から隠すように泣いていた 凍りそうな寒さ なのにあなたを失う心の寒さで 零れ落ちる泪 留めたくも 凍る時間さえ与えてはくれなかった 凍える泪に滲み ぼやけ 幻想を一層掻き立て 悲しくも美しく輝きを放っていた Illuminations of a tear 今も焼きつき離れる事なく 寂しく見える光り思い出したくない輝き きっと泪のレンズで見つめていたのは わたし 独り Sad illuminations 2004.12.15 Wednesday
心もよう
陽光に浮かび
七色に輝く しゃぼん玉 なんて綺麗なことでしょう 弾ける瞬間さえも美しい なのに夕焼けに浮かぶときは なぜか哀しげ 薄らと紅い色だけを映し すぅーっと日暮れと共に消えて往く 一瞬の命 ふわっと浮かぶ しゃぼん玉 いつも同じように 吹いて飛ばしているのに 今日のわたしの心は 夕暮れに吹かれ飛ばされた しゃぼん玉のように ふっと消えて往く 明日は何時飛ばそう わたしの心の しゃぼん玉 ずっと消えずに 空に浮かんでいて欲しい わたしの心の しゃぼん玉 |
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