夢想華のひとりごと

   夢を想い咲かせる華を言の葉にのせて綴ります。
   現在、過去、未来、時々の夢想華の心に生まれた「声」ひとりごと。
   日々眼に飛び込んでくる光景、ときに切なく、ときに ほのぼのと
   はっ!としたり、ほっ!としたり、ほろりとしたり。
   あなたの心に響き、届きますように。

   ☆私が今、こう在りたいとの願いのような言葉を見つけました☆

   神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に
   変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいが分かるだけの
   知恵をお与え下さい。        【マイケル・J・フォックス】

                       2004.08.28 Saturday
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私は何て鳴いていたの
真冬の澄み切った青空の下
物真似好きな小鳥が一羽
悲しく寂しげに泣いている声が
わたしの耳に聞こえてきた


私が憧れ抱いていた小鳥が
直ぐ隣の木で鳴いている
その声が大好きで
いつも真似して鳴いていた

来る日も 来る日も
大好きなその鳥の囀り
みたいな声で歌いたくて
一生懸命に真似して鳴いていた

そんな或る日、突然
大好きな鳥が居なくなってしまった
小鳥は急に自分の声でもう一度
鳴きたいと思い出してみようとした

けれど小鳥は
物真似ばかりしていたので
自分の声を忘れてしまっていた
わたしはどんな声で鳴いていたのかしら

ピィッピィー だったかしら
ヒュルリー だったかしら
ホーホケキョ だったかしら
誰かわたしの鳴き声覚えてませんか

と、物真似好きな小鳥が一羽
忘れてしまった鳴き声を
仲間達に聞いて回った
とても悲しそうな声で ねえ誰かと

それを見ていた森の精は小鳥にそっと呟きいた
あなたはあなたの詩を歌いなさい
真似などしなくても あなたの声はとても
美しかったのよ と

それを聞いた小鳥は
歌を忘れたカナリヤのお話しを思い浮かべていた
わたし もう真似はしない
もう一度自分の声で鳴いてみたい

もう真似なんてしない 私の声で囀りたい
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 05:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
春の足音
優しい音 聞きたいと想いませんか
ほら 聞こえてきましたよ
あなたの耳にも届いてきませんか

梅がほころび始め 春を告げる音
梅の香求め春を歌いにくる 鶯の囀り
あなたの耳にも届いてきませんか

宙に浮かぶ雲と風の 戯れの音
優雅に流れ往く様 ふわりふわふわ
あなたの耳にも届いてきませんか

待ちきれず土を持ち上げ 顔出す球根
もう良いかい と言いながら ニョキッ
あなたの耳にも届いてきませんか

優しい音 聞きたいと想いませんか
一緒に耳を澄ませて聞きましょうよ
ほら あなたの耳にも届いてきたでしょ

優しい春の足音 聞こえてきたでしょ
| 夢想華 | 四季移ろいの詩 | 13:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
インク
或る時は傷口から流れ出る
赤い血でその痛みを綴る
渇けば赤黒く
虚しい言葉
だけが残される

或る時は眼から滴り落ちる
透明な泪で悲しみを綴る
渇けば無数の縮れ
読み取れない沁み
だけが残される

赤い血も透明な泪も
どちらも私の心から湧き出す
言葉を綴るインク
いつかは涸れる
で、あろうその日まで
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 14:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
Love that doesn't return
失って初めて分かる
この言葉の持つ大切さ
私は今も感じています
あの頃よりもずっと
重く心に圧し掛かって

あなたの代わりは居ない
居る筈無いとも気づいてた私
今更言っても、聞いても
帰って来る事は無いあなたの心
分かっているけれど

あの時 聞けなかった
言えなかった事 ひとつだけ
聞きたい聞いて欲しい
心残りが有るの
是っきりだから聞かせて聞いて

ねえ、あなた
あなたは私の事
こんな風に思ってくれた事
無かったかしら
一度も 無かったかしら

私はあなたと
過ごした歳月の中
こんな風に思っていました
あなたを知れば知るほどに
ずっと 私にとって

掛け替えの無い人で居てね と
| 夢想華 | 夢想華の心 | 05:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
雪蛍
ぱらぱらと宙を舞い
地上の汚れひとつひとつ包み
清めながら降りてくる
白くて小さな小さな粉雪
まるで蛍のように

そんな小さな雪蛍
鈍よりとした寒空の
今日の景色を変えて往く
垣根に紅く彩り添え
ぽつり咲く寒椿に良く似合う

曇り空だけなら寂しげな寒椿
でも今日のあなたは違う
雪蛍にその美しさ引き出され
綺麗に飾り立てられ
ちっとも寂しそうには見えない

わたしもあなたのように咲きたい
寒空の中に在っても映える
あなたのような花になりたい
綺麗な景色の中の一輪となり
溶け込んで往きたい

紅い紅い寒椿
あなたはお陽さまも似合うけど
今日の雪蛍はもっとお似合い
わたしに似合う雪蛍いるかしら
いつになったら降るかしら

いつになったら
| 夢想華 | 絵のない絵日記 | 14:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
悲しきオルゴール
あの日から突然
奏でるのを止めてしまった
オルゴール

メロディーを
忘れてしまったかのように
ただそこに黙っているだけ

時の悪戯の手に螺旋巻かれ
切れてしまった
薇仕掛けの人形


そうじゃない
あなたに薇仕巻くこと拒まれ
止まってしまった

そう
私の心は薇仕掛けの
オルゴール

あなたの手で巻かれて歌う
わたしはあなたの
オルゴール

あなただけに聞いて欲しい
聞かれたい
わたしは薇仕掛けの

オルゴール
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 15:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
西の彼方へ
澄み切った青空のもと
遙かげに富士を望み
あなたを想う

富士の頭を下に見て
西へと向かう機体
を見てあなたを想う

赤富士描く夕陽に
機体は目映く 銀色に耀き
私にあなたを想わせる

飛行機雲だけが
行く先を示し残し
私の心を西へと運ぶ

親しき友への想い
遙かげに望む富士と共に
私の心を西へ西へ と運ぶ

届かぬ想い
「お元気ですか」
の、言葉を乗せて西の彼方

へと
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 15:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
葛藤
さぁー
勇気を出して飛んでごらん
何を躊躇い迷っているんだ
もう、決まっているんだろう
きっと、決めてるんだろ

だったら
何を僕に求めているんだ
答えは君の心の中にしか求められないんだよ
例えば僕が右だと言ったら君は
左と決めて居た事を右に変えられるのかい

違うよな
ただ本の少し迷っているだけなんだろ
だから僕に背中を推して欲しいんだろ
逃げたって何も始まらない事も
一番良く知っている解かっているのは

君 なのだから・・・
| 夢想華 | 夢想華の心 | 13:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
待ち遠しき香り (今日の花言葉)
私の大好きな香り
あなたの放つ優しい香り
姿は見えなくても
あなたが近くにいることを
その優しい香りで呼びかけてくる

わたしはここに居るわよと

真夜中に疲れた心を
癒してくれる ほのかな香り
小さな ひとつ ひとつの花が
寄り添い合って
可愛い玖珠球になって

わたしはここに居るわよと

私に声をかけてくれる
何もかもに疲れ
生きる力に永遠なんて
有ろう筈など無いと
悲観に暮れた私に

わたしはここに居るわよと

春待つあなたはまだ硬い
蕾だけれどそのあなたの姿に
今、私は励まされています
今日の冷たい雨にも耐え
私に元気を出すのよ

わたしはここに居るからね と

^^^^^^^^^^^^^^
沈丁花 「永遠」
| 夢想華 | 花言葉詩集 | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
あなたへの想い (今日の花言葉)
素直な心であなたといたい
飾ることなく見栄も張ることなく
いつものままの私でいたい

華やかさなど持ち合わせていない
本当は素朴な生き方しか出来ない
そんな私が本当のわたしなの

あなたは何も語らず黙ってていいの
私はあなたの邪魔はしないから
そっとしておいてあげるから

あなたの傍にいさせてください
決して遠慮じゃないの
あなたを見つめていたいだけ

こんな私の切ない想いを受け止めて
そしてささやかな楽しみと
密かな歓喜を与えてください

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
サフラン「楽しみ・ひかえめな美・歓喜」
シクラメン「遠慮・切ない私の愛を受けでください・疑惑」
シンビジューム「飾らない心・素朴」
| 夢想華 | 花言葉詩集 | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
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