夢想華のひとりごと

   夢を想い咲かせる華を言の葉にのせて綴ります。
   現在、過去、未来、時々の夢想華の心に生まれた「声」ひとりごと。
   日々眼に飛び込んでくる光景、ときに切なく、ときに ほのぼのと
   はっ!としたり、ほっ!としたり、ほろりとしたり。
   あなたの心に響き、届きますように。

   ☆私が今、こう在りたいとの願いのような言葉を見つけました☆

   神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に
   変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいが分かるだけの
   知恵をお与え下さい。        【マイケル・J・フォックス】

                       2004.08.28 Saturday
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宵の春雪
パラパラと舞い降りてくる
大粒の牡丹雪
春一番の昨日は
何処に行ってしまったの

なんて思わせぶりな
季節の悪戯かしら
咲掛けた
梅、桃、沈丁花・・・

季節の
悪戯に躊躇っているわ
悪ふざけは止めてと
震えているわ

でも、私 夜に降る雪好きよ
闇に舞う小さな綿菓子
穢れたこの地上を真っ白に
蔽い清めてくれる 春の雪

好きだわ
| 夢想華 | 絵のない絵日記 | 02:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
私と言う名の一葉
私 と言う名の一葉
今、何時を生きているのだろう

若葉の時
青葉の時
紅葉の時

そして落葉
迎えるは
永遠の眠り

やがて土と化し
時嵩ね
次世代への糧となる

輪廻転生
果たして
私と言う名の一葉
次世代への糧
と、生(な)れるのだろうか

一葉の私は
今、
何時を生きているのだろう
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 14:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
春告げの謡 
そっと耳を澄ましてごらん
ほら聞こえて来るでしょ
さわさわ流れる森のうた

もっと耳を澄ましてごらん
ねぇ聞こえて来たでしょ
目覚めたばかりの雪解けのうた

みんな春のやさしい囁きを
首を長くし 今か今かと
待ち侘びていたんだね

ほら雪の下からも
寝ぼけ眼で恥ずかしそうに
小さな木の芽が顔出し覗いているよ

もぉーいいかい
と、
森の妖精は謡い問いかけしているよ

もぉーいいよ
と、
春もやさしく謡ってお返事しているよ
| 夢想華 | 四季移ろいの詩 | 02:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
Canvas of snow
しろい しろい 真っ白い雪
たった今降り積もったばかりの
ふわふわで純白の雪
ふぅーと吹けば舞い上がる雪

ひとつの足跡もない一面
色も音も無い白の世界
もっと もっと広く埋め尽くすまで
止むこと無く降り続けておくれ

この地上の心が真っ白になるまで
穢れた心、邪心、
全て見えなくなるまで
止むこと無く降り続けておくれ

心が新たな一歩を踏み出す
足を踏み入れたくなるような
白銀のキャンバス出来るまで
止むこと無く降り続けておくれ

思い出させて無邪気な子供の心を
降り積もった雪の中につけた足跡
誰も歩いてない独りっきりの足跡
キュッ キュッと踏みしめてた頃を

止むこと無く降り続けておくれ
新たな心の足跡 いっぱい いっぱい
付けられる 付けたくなるような
大きな 大きなキャンバス出来るまで

雪よ 止むこと無く降り続けておくれ
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
素顔を失くしたピエロ
素顔を失くしたピエロの悩み
笑いたいのか
泣きたいのか
いったいどっちなんだろう

化粧施し作られた顔は悲しげで
化粧の下の素顔も悲しくて
化粧が染み付き
落ちなくなってしまった僕の顔

鏡の前で化粧拭った僕
じっと鏡の向こう
探るように覗き込む
が、想い出せない

僕は、僕の素顔は
何処に行ってしまったんだ
想い出せない
否、思いだしたくないのだろうか

素顔失くしたピエロの心
鏡の中への問いかけ 
化粧し作られた顔がもしかしたら
僕の素顔だったのでは と

笑いたいのか
泣きたいのか
いったいどっちの僕が
僕、だったのだろう

想い出せないのは初めから
僕は、
僕には素顔なんか無かった
の、かも知れない
| 夢想華 | ピエロの詩 | 15:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
風とふうせん
大きな 大きな樹に
捕まってしまった ふうせんひとつ

風の力を借りて一生懸命
揺れて藻掻いていたのは一昨日の事
昨日は顔を上に向ける事すら辛そうだった

今日はどうしているのかな
冷たい小雪雑じりの雨に震えているのだろうか
凍えて小さくなってしまっているかも知れない

大きな 大きな樹に
捕まってしまった ひとつのふうせん

助けてあげられなくてごめんね
と、
風の囁く声聞いたのは私
だけかしら
| 夢想華 | 絵のない絵日記 | 15:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
氷心
枝に絡まり咲く
樹氷
冬の日中の僅かな
スポットライト浴び
木枯らしと戯れ
キラキラと放つ輝きは
音の無い
モノクロの世界を
幻想へと誘う(いざなう)

私の心に咲く
樹氷
冬の僅かな木漏れ日
すら届かず
木枯らしだけが吹き荒れ
輝き失い
モノクロの世界へと
引き寄せ閉じ込める

枝に咲く樹氷
春の囁きに融けだし
柔らかな陽光に誘われ
芽吹きの時と知り
優しい萌え色へと
その姿変えて往く

私の心に咲く樹氷
届かぬ春 待ち侘びて
融けだす時を忘れ
芽吹きの時も忘れ
永遠の眠りに就いてしまった
かのような 氷心 と化して
| 夢想華 | 夢想華の心 | 14:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
初恋とバレンタイン 「過去への手紙」
遠い 遠いあの日
私は電信柱の陰で
あなたを見つめ震えていた

小さく芽生えた恋の証し自ら渡せず
友に託しあなたに渡した
ハートの形のチョコレート

私の初めてのバレンタイン
言葉すら交わした事無いあなたへ
私の気持ち綴った手紙を添えて

「いきなりのお手紙ごめんなさい。
私は、あなたの姿を毎日待ってます。
あなたの事を知りたいの教えて下さい。
お名前は、お年は・・・。」と

それから私の毎日はひたすらに
郵便が届く時間をどれ程
心待ちにしていた事でしょう

返事くれるかしらと そわそわ
判らないのに そわそわ
ただ ただ待ちました

待ったかいあり
私の想いは届きました
便箋二枚に書かれたあなたの言葉

「僕の名前は、・・・と言います。
学生です。
貴女の気持ちはとても嬉しいです。
でも、今は・・・勉強に励んで下さいね。」と

彼は、新聞配達をしていた奨学生でした

淡い 淡い私の初恋
バレンタインの思い出
どうしているかしら

・・・さん きっとあなたは
私を忘れてしまったでしょうね
私は今でもこの日が来るたび

あなたを思い出してます
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 15:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
プリズム
切られたシャッター
覗いたファインダーには
何も見えてはいなかったのに
焼かれたその写真には

眼に見えぬ光が現れた
私の心の顕れだろうか
目映い光のその先に
隠しても隠し切れない想いが

忘れた筈、でも忘れきれてはいない
心の奥深く住み着いた陰が
光にその姿を借り顕れた
私の心に潜む数々の想い

言葉に表す事も出来きぬまま
伝えられず抱えていた想い
僅かに残された希望さえも
変えてしまったのは

私の心の プリズム
| 夢想華 | 夢想華の心 | 15:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
選べないボタン
もし もしも
今のこの時間
若しくは未来の選択が
自らの手で出来るとしたなら
あなたはどちらを選びますか

ひとつは、一からやり直すための
リセットボタン
ひとつは、何もかもが・・・
削除ボタン
あなたはどちらを選択しますか

寂しがりやのあなたに
リセット
は、出来ないでしょうね
何故なら
今日まで歩み築いてきた過去
も、あなた自信の足跡も全て
消えてしまう のだから

かと言って
削除
も、出来ないでしょうね
何故なら
過去が齎すであろう未来も
あなた自信の肉体も全て
失われてしまう のだから

さぁー
あなたはどちらを選びましょうか
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 15:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
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