夢想華のひとりごと

   夢を想い咲かせる華を言の葉にのせて綴ります。
   現在、過去、未来、時々の夢想華の心に生まれた「声」ひとりごと。
   日々眼に飛び込んでくる光景、ときに切なく、ときに ほのぼのと
   はっ!としたり、ほっ!としたり、ほろりとしたり。
   あなたの心に響き、届きますように。

   ☆私が今、こう在りたいとの願いのような言葉を見つけました☆

   神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に
   変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいが分かるだけの
   知恵をお与え下さい。        【マイケル・J・フォックス】

                       2004.08.28 Saturday
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悪夢
陽は落ち光は消え失せ
標無く見えぬままに往く道
暗く 寒い暗黒の世界
長く 深い地底の回廊
手探りで一歩 一歩

時に下草に足を絡まれ躓き
時に泥濘(ぬかるみ)に足踏み入れ汚れ
時に姿見えぬ生物の鳴き声に脅え
時に垂れ下がった枝に頬打たれ傷負い
時に涸れ尽きた井戸への滑落の危機に見舞われ

地を這うように手探りで右に左に
闇に振舞わされつつ進む道
一縷の光を求め一歩 一歩
汚れ傷ついたその身 引きずり
昇る朝陽を求め今は闇の道を一歩 一歩

覚めぬ夢が無い事を信じて 一歩 一歩
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 14:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
停まり木朽ちるその時に
都会の喧騒の片隅に一本の停まり木が在りました
長い歳月じっと同じところに立っていました
その木には何羽も 何羽もが集い停まりに来てました

或る鳥は、疲れた心を癒すために停まりました
或る鳥は、傷ついた羽を休ませるために停まりました
或る鳥は、仲間に見放され行き場が無くて停まりに来てました
或る鳥は、仲間と交流が出来ず独りが寂しくて停まりに来てました
或る鳥は、親鳥を亡くした寂しさから逃れたくて停まりに来てました
或る鳥は、此処で逢えた仲間が好きで楽しくて停まりに来てました

或る日、寂しかった子は一羽の明るく楽しい鳥と仲良くなりました
その鳥は痛みが解かる優しい子 いつしか二羽は友達になっていました
そして心が通じ合える友達に出逢えた二羽の鳥は
停まり木に朗報伝え、仲良く羽ばたいて往きました

色んな鳥達が、それぞれの思いを抱いて停まり
そして、巣立って行きました
残された一本の古び今にも朽ち果てそうな停まり木は
数え切れないほど沢山、沢山の幸や不幸を見てきました

そんな停まり木にもたったひとつの心痛が残されたていました
それは仲間に見放され行き場が無い一羽のことでした
その一羽は飛び立とうとしないのです 出来ないのです
けれど停まり木は、その一羽だけどうする事も出来ないのです
停まり木の心は今とても もどかしく
自分の力不足と不甲斐の無い思いで一杯なのです

けれど停まり木はもう 皆の爪でその身は傷つき疼き
飛び立たぬその一羽さえ支える力が残されていません

そんな停まり木の胸のうち・・・
私が朽ち果てるその瞬間が来たらこの残された一羽は何処へ
また、別の停まり木を探し 求め 彷徨うのだろうか・・・
それとも私と共に消える事になるのだろうか
と、

皆の重みで疲れ果てた一本の停まり木は今、
そっと眼を閉じ想い浮かべていました
しあわせに飛び立って往った鳥達のことを
そして飛び立てない一羽のことを

数々の想いを胸中に秘め程なく一本の停まり木は

そぉーっと大地へと・・・
| 夢想華 | 絵のない絵日記 | 15:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
停まり木
そう そうよ
私はいつも いつでも
誰かの停まり木

時に疲れたその羽根をそっと撫で休ませ
時に傷ついた羽根の看病に手を当て
私はそんな 停まり木

皆、一息ついて元気になったら
その身と共に心をも連れ
それぞれの空へと飛び去って往く

良いの 良いのよ
あなたが初めてでは無いのだから
と、隠す寂しさ

私はいつも いつでも
誰かの停まり木
それで良い

この身が 心が
朽ち果てるまで きっと
私は誰かの停まり木 の まま

宿り木にはなれない私
あなたのその疲れた羽根を休める
ひと時の停まり木

今は あなただけの
停まり木
それで良い それで・・・
| 夢想華 | 夢想華の心 | 14:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
「皐月を詠う」 俳句
目蓋閉じ 母を想えば 苔の花

五月雨の 飛沫呑みこむ 夕顔よ

陽炎に 歩みより見る 母の顔

青嵐 か弱き花に 何故当たる

青蔦の 絡まれし家 人住めず

かたばみに 願い籠めても 三つ葉では
| 夢想華 | 俳句 短歌 川柳 | 04:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
名も知られぬ花のように
地上のそこ彼処に咲く 名も知られぬ花よ
目立つ事なくとも
一輪 一輪が精一杯生きている

ほら、耳を澄ませて聞いてごらん

 わたし喉が渇いているの誰かお水をくださいな
 わたしはもっとお日様と仲良くしていたいの
 あっ踏まないでわたし達もこの地上で生きているのよ

綺麗に整えられた花壇の花の陰に咲き
見向きもされずに生きている花
それどころか 時として雑草と呼ばれ
無残にも土から引き抜かれ捨てられる

それでも尚 僅かな水と光を求め
精一杯 命の限りに生きている花
私はそんな花たちの力強い命に時として
心を救われ励まされ生きている

これからも私はあなた達を見ているからね
どんな花にも平等に 水が与えられ
陽の光を有卦 真っ直ぐに天を仰ぎ
生きられるような地上になりますように

この地上が元気な花で埋め尽くされるまで
わたしも元気でいられますように

喩え名も知られぬ花であっても
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
わたしの笑顔だけを
ねぇ わたしの顔 変
ねぇ ちゃんと見て
眼を逸らさないで ちゃんと見て

どうして見てくれないの
わたしの心を見るのが恐いから
泪を見るのが恐いから

わたし泣かないよ
泣いてなんかいないよ
独りぼっち慣れてるから

やっと逢えたんだもの泣かないよ
だからお願い わたしを見て
ほら 笑ってるでしょ

この顔だけ覚えていてね
喩わたしがあなたの前から
消える 時が来たとしても

今あなたの眼の前にいるわたしの
この 笑顔だけを
忘れないでいてね
| 夢想華 | 夢想華の望 | 04:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
クローバーと私
 ねえねぇ そこのお嬢さん
 ねえねぇ お嬢さん

えっ 私のこと
やだぁー お嬢さんだなんて
そんな呼び方されるなんて
とっくの昔に忘れた呼ばれ方よ
でも ちょっと気分がいいかなぁ
でっ 私に何のご用かしら

 さっき暗い顔して俯いたいたからさ
 気になって声かけちゃったの
 今はさっきより少し明るくなったね

そうかしら 変らないと想うけど
変ったのなら
あなたが お嬢さん だなんて
呼び止めてくれたからね

 ねえねぇ
 わたしと仲良くしない
 きっとあなたに幸運齎せるからさ

優しい言葉をありがとう
今、ほんのりと幸せ感じているわ
あなたが呼び止めてくれたからね

これからもそっと
見守っていてね
私の守り神 クローバーよ
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 03:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
私の探しもの (見えない心)
あの〜 すみません
ちょっとお尋ねしますが
私の探しもの知りませんか
このところ姿が見えないんです
もしや あなたのところに
お邪魔してませんか

そうですかぁ〜 伺ってませんか
いったい何処へ行ってしまったんだろう

テフテフ テフテフ
夜空見上げ 月をお共に

テフテフ テフテフ
耳元 翳め往く夜風が囁いた

 あのぉ〜
 もしや あなたが探しているのは
 わたしでは

と、声を掛けてきたのは
姿形は見えないけれど
確かに私が探し求めていた
私の言の葉 心の声 でした

いったい何処へ行っていたのですか?
・・ ・・・ ・・
えっ あなたまで連休していたなんて
信じられないわ ちょっと長すぎなのでは
私はてっきりあなたに見放されたのだと

あなたって本当に
人騒がせな気まぐれ屋さんね
でも、良かったわ
帰ってきてくれたもの ありがとう

あぁ〜 それにしても
また私の悪い癖が出てしまってた
反省、反省、自己嫌悪
なん〜て 言っても変わらないかもね
これが私なのだから
あなたはそんな私の心なんですものね

お願いだからもう黙っていなくならないで
時に独り旅もしたい それも解かるから
でも、いきなり黙って往かないで
私にとってあなたは何よりも大切な
掛け替えの無い私の心
私はあなた無しでは生きられないの

私とあなたは一心同体 なのだから
| 夢想華 | 夢想華の心 | 15:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
もっとありがとうを
右を向いて ごめんなさい
左を向いて ごめんなさい
前を向いて ごめんなさい
後ろ振り向き ごめんなさい

ごめんなさいばかり言いながら
歩んできた人生
そんな私だったけど
ありがとうもたくさんあった

天を仰ぎ空に向かって
太陽よ 雲よ 月よ 星よ
雪よ 雨よ そよ風よ
日々色んな顔を見せてくれて
ありがとう

地を見下ろし大地に向かって
可憐に咲く草花たちよ
せっせと働く蟻たちよ
心癒やし励ましてくれて
ありがとう

さり気ない日常の様々な光景が
私の心身を癒やしてくれている
そんな自然の営みに答えながら
ありがとうを忘れずに歩みたい
ごめんなさいばかりでは辛すぎるから

そして
どうかこの地球上がありがとうで
埋め尽くされますようにと願いながら

心に留めて歩んで往こう
おてんとうさまありがとう
大地よありがとう と
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 10:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
言の星
ひと粒の星も見えない
空っぽの夜空
其れはあなたの心が
眼を閉じているから見えないだけ

でも本当はね いっぱいの星が
隠れているんだよ
見たいと心から思い
願わなければ見えない星が

心の眼を 扉を
もう一度啓いてよく見てごらん
ほら ほらねっ見えたでしょ
夜空を埋め尽くす満天の星たちが

見えなくてもいつも
いつもあなたを見守っているよ
そっと眼を瞑り
心の眼を開いてごらん

ほらねっ 見えたでしょ
あなたを見守っている
見つめてくれている
たくさんの星たちが

今日も そして明日もね
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 13:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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