夢想華のひとりごと

   夢を想い咲かせる華を言の葉にのせて綴ります。
   現在、過去、未来、時々の夢想華の心に生まれた「声」ひとりごと。
   日々眼に飛び込んでくる光景、ときに切なく、ときに ほのぼのと
   はっ!としたり、ほっ!としたり、ほろりとしたり。
   あなたの心に響き、届きますように。

   ☆私が今、こう在りたいとの願いのような言葉を見つけました☆

   神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に
   変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいが分かるだけの
   知恵をお与え下さい。        【マイケル・J・フォックス】

                       2004.08.28 Saturday
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雨と白梅と私



春だよぉーと吹く風に誘われ
ひと花 ひと花咲きだしたのは
いつに無く遅咲きの梅の花
その白梅の柔肌目がけ
容赦なく打ちつける
春というにはまだ冷たい今日の雨

ほわりやわらか花薫り
やさしい風に撫でられ
忘れかけていた私の笑顔
思い出させてくれた春の風
けれど今日の頬つう雨粒は
悲しみも一緒に思い出させる

ふっと隠し切れずに
零れおちてしまった涙
そんな偽り隠し続けた
私のこころ見透かすように
紛らわしてくれたのは
冷たくそぼ降る二月の梅雨

しとしと しとしとと
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 16:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
2月26日 雨



あらっ?
あなたは何処からきたの

わたしの家の玄関に
ぼつんと置かれた
黄色いチューリップ
雨に打たれ俯いて
どことなく寂しそう

お迎えは来るのかな・・・

そんな顔しないで
心配しなくて大丈夫だよ
ここに居て良いから
ずっと ずっと
ここに居て良いからね
わたしはあなたを
捨てたりしないから
わたしみたいな思いは
させないよ
させないからさ

そして明日が晴れたなら
笑っておくれ
すくっと天に向かって
笑っておくれ

どこからともなく現れた
黄色いチューリップ

もしかしたら神さまが
こころ沈んだわたしに
元気になぁれって
しあわせ色を
届けてくれたのかもね
きっとそうだよ
捨てられたんじゃないんだよ
だから仲良くしようよ
ね!!
しあわせ色のチューリップさん
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 15:21 | comments(2) | trackbacks(0) |
ピエロの心境



「はい、笑ってごらん」
こう
「そうそう」
簡単だよ笑顔なんて
いくらでも作ってあげるよ

「じゃぁ泣いてごらん」
こう
「そうそう」
悲しみストックいっぱい有るから
涙なんていつでも流せるさ

「今度は怒ってごらん」
こう
「そうそう」
なんだこれも簡単だよ
いくらでも腹のたつ事あるからね

さぁーてと、
次はどんな顔を所望かな
こんなのはどうだ

ぼくは笑いながら
涙流し
怒って見せた

はてな、
そう言えば
最近 笑ってないな
泣いてもいない
怒ってもいない

なんて寂しい人生なんだ

ぼくは・・・
| 夢想華 | ピエロの詩 | 14:48 | comments(3) | trackbacks(0) |
瞬華愁藤
地に向かい
首を垂れる紫の
一瞬、華麗に見える
そのひと房 そっと近づき
よくみてごらん

ひと花 ひと花
よくみてごらん
その色どこか泪色
愁いをおびた泪色
静かに咲いた泪花

ひと花 ひと花
雫の滴るように
ぽつり ぽつり
咲いては
零れる藤の花

いつの間にか
私の心に咲いた藤の花
季節外れの藤の花
そこはかとなく
今日の冷たい雨にも似て

ぽつり ぽつり と
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 14:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
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