夢想華のひとりごと

   夢を想い咲かせる華を言の葉にのせて綴ります。
   現在、過去、未来、時々の夢想華の心に生まれた「声」ひとりごと。
   日々眼に飛び込んでくる光景、ときに切なく、ときに ほのぼのと
   はっ!としたり、ほっ!としたり、ほろりとしたり。
   あなたの心に響き、届きますように。

   ☆私が今、こう在りたいとの願いのような言葉を見つけました☆

   神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に
   変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいが分かるだけの
   知恵をお与え下さい。        【マイケル・J・フォックス】

                       2004.08.28 Saturday
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流木
何処から来たのだろう
何処に行きたかったのだろう

浜に打ち上げられた
見るも哀れなその姿
きっと、
幾度も幾度も
岩に打ち付けられ
長い長い旅を
してきたのだろう

傷だらけで
ところどころ
朽ちてしまった流木

ある時は灼熱の太陽に曝され
ある時は大海の荒波に揉まれ

僅かな安らぎは
波穏やかな月夜だけ
だったのではなかろか
と、
月夜の浜辺にて
空想に耽り
感傷に浸る影ひとつ

眼の前の流木に
己の人生重ね
暫し佇み
此処が最果ての地
もう、流されることも
無いのだろうか

と・・・
| 夢想華 | 夢想華の心 | 15:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
「石蕗の詠」 短歌



石蕗の 花びら数え 占うは その色に期す 明日への希望

艶やかな もみじの紅に 競い咲く 石蕗(つわ)の黄金も 秋の彩り


石蕗(つわぶき)の花言葉
「愛よよみがえれ・謙遜・先を見通す能力」
| 夢想華 | 俳句 短歌 川柳 | 06:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
私がわたしで在るために
信じて、信じて裏切られ
裏切られても、裏切られても
懲りずに信じてしまう

三度、四度と繰り返し
それでも尚
信じてしまうわたし

寂しさ故に繰り返す
愚かな過ち
なのだろうか

いいえ、
猜疑心を抱き続ける虚しさよりも
信じることの尊さとともに生きて往く

それが、
私がわたしで在るための
生き方

・・・・・
| 夢想華 | 夢想華の心 | 14:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
野菊に会いに
野菊
その名前のように
野に咲いているからこそ
その姿が愛らしい

ふわふわ銀の髪を揺らす薄の穂
ちっちゃな束子頭の吾木香
かくれんぼしているみたいに
野の色に溶け込み咲いている不如帰

みんな秋の野山の仲間たち
一緒に大空の下に居るのが
野菊にはとても似合ってる
誰もが自己主張する事無く
仲良く咲き在っている花家族


街の花屋のショーウィンドウ
華麗さを競い合うかのような
花々の中に置かれては
野菊のその控えめな
美しさは死んでしまう

野菊の生きるところ
その名の如く野に咲き
風に吹かれながら
小首を揺らし踊る姿が一番
あなたには似合っている

そうだ
ちょっと野菊に会いに
行ってみようかな
時には都会の雑踏を抜け出して
清んだ自然の風と戯れに
行ってみようかな

野菊に会いに
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 15:55 | comments(1) | trackbacks(0) |
紅い傷
強がってみせても
ひ弱すぎていた
わたし
そんな柔な意思が
衝くってしまった
こころの傷

ほんのちいさな
針の穴
そぉっとしておけば
治った、
かも知れないほど
ちいさな傷だった

自ら刺してしまった
こころ
なのに気になって
触れてしまう
そのたび
広がってゆく針穴

初めはちいさな
絹針ほどの傷だった
絹針はやがて釘となり
その傷口は日を追うごとに
深く抉られ
痛々しさを増していく


山肌覆い隠す樹々
茂る青葉は日ごと紅く染まり
裾野を目掛け
駆け下りるかのように
ちいさな針の穴も
次第に広がっていった

やがては朽ち果て
落ちゆく
樹々のひと葉のように
ちいさな傷は

深紅に染まっている

その一葉ひときわ紅く
燃え盛る焔のように
自らの身を焦がし
末は大地に還るばかりと
静かに時の過ぎるを待つ
傷衝けられたこころ

紅く 紅く 紅く


紅く
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 07:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
嵐の夜の lullaby
それは嵐と供に現れた
遠い遠い過去の
わたしの記憶中の
lullaby

暗闇のなかで
震えながら聞いていた
悪夢のような
lullaby

草木を揺らす旋風が
地上を叩く豪雨が
悪魔の手足のように
操られ蠢いていた

怯え唸る野良猫たち
遠くに聞こえるサイレン
全てが悪魔の囁く
lullaby

真夜中に呼び覚まされた
わたしの脳裏に
蘇ってしまった
lullaby

遠い遠い記憶
消えること無き旋律
わたしだけに聞こえる
悪夢のような

lullaby......
| 夢想華 | 絵のない絵日記 | 05:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
いま、
しあわせですか
しあわせですか
いま、

泣いてませんか
泣いてませんか
いま、

鏡に映るあなたの微笑み
しあわせそうに見せているけど
ピクリともしない目線の先は
どこか遠くを見ている

何を想い
何を探し求めているのですか
どこか辛苦を秘めたその眼差しの先

無理していませんか
その微笑みの裏に隠されたあなたの
いま、

鏡に映るあなたの微笑み
ほんとうのいまの素顔
なのですか

しあわせですか
しあわせですか
いま、

泣いてませんか
泣いてませんか
いま、

時には涙に変えてもいいんだよ
鏡の前のあなたのその微笑み
誰に見せるわけでも無いのだから
あなたがあなたと
心と心が向き合っている
あなただけの
いま、

なのだから・・・
| 夢想華 | 夢想華の詩 | 15:05 | comments(2) | trackbacks(0) |
雨に踊れば
空は気まぐれいたずら好き
突然のスコール
路面に出来た水たまり
シンクロ踊りだしたのは
たくさんのちっちゃな身の金木犀

ほんのり甘い香りも
冷たい雨にうたれて消えちゃった
それでもけなげに
クルクル クルクル回ってる
なんて愛らしき姿よ金木犀

踊り疲れた小花たち
ショウタイムはもうおしまいよ
と、ばかりに
路肩に開いた側溝の
小さな穴へと
ひとつ ひとつ消えて往く

ピッチピッチ チャップチャプ ランランラン
| 夢想華 | 絵のない絵日記 | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
ごめんね。
ゴメンね
だなんて言わないで
あなたは何も悪くない

だって、
だってわたしがすべて
自分で決めて行った事、
なのだから・・・

いつも、
いつもあなたの優しさに
甘えてばかり

あなたに
ゴメンね
って言わせてしまって
ごめんね。

そして、ありがとう。
| 夢想華 | 絵のない絵日記 | 04:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
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